ゴップ
階級 | 戦艦 | 航空 | 車両 | MS | MA |
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大将 | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
指揮 | 魅力 | 射撃 | 格闘 | 耐久 | 反応 | NT値 |
---|---|---|---|---|---|---|
17 | 13 | 12 | 6 | 10 | 9 | 0 |
主な搭乗機体
ラ・グランパ(ゴップ専用艦)
所感
ギレンの野望シリーズ最弱の大将キャラ。
ゴップ=無能の印象付けは主にギレンの野望シリーズのせいと言って間違いない。
アクシズの脅威Vでも例に漏れず最弱無能キャラとして実装されているが、その後に漫画「ジョニー・ライデンの帰還」や劇場版ククルス・ドアンの島で大きく印象を変えたため改めて評価を上書きしたい。
元々連邦のナンバーワンであり、ルウム戦役後のジオンとの和平交渉では連邦代表として場に立っていたがレビルの演説により継戦が確定した後はレビルの指揮力とカリスマ性から軍のナンバーワンの座を譲り自身をナンバーツーとした。
また、V作戦発動の根回しをし、一民間人に過ぎないアナハイムのテム・レイ部長を軍の開発主任に抜擢したり、ガンダム開発後は迅速な量産化(ジム)を支持するなど連邦勝利の影の立役者となった。
ギレンの野望はレビル(とギレン)が主人公であることから、前線で指揮を執るレビルの目線で見ると安全地帯にいるゴップは「ジャブローのモグラ」と揶揄したくなるのだろうが本来の将校はゴップのように後ろに控えているべきである。
またTV版内では間違った指揮を執ることもなくジオン側の目的を早期に看破するなど将校としてはむしろ有能な描写しかなかった。
敵に尾行されたホワイトベースを厄介者扱いしたりミライに婚約者を探したいと発言したり視聴者目線では嫌なやつとして描かれていたが、ホワイトベースのせいでジャブロー基地の所在地がバレたことは事実であり、ミライへの発言も純粋に親切心からのものである。(視聴者はブライトとの関係を知っているため不快に感じる)
漫画「ジョニー・ライデンの帰還」ではヴァースキ大尉の「一年戦争中は補給で苦労したことはなかった」との発言からゴップが前線への補給に尽力していたことが伺える。
また、レビルの更迭論を抑えたりV作戦発動の根回しをするなど、裏方として連邦の勝利に貢献していたことが描かれた。
劇場版ククルス・ドアンの島ではゴップ専用艦ラ・グランパが登場し艦隊を率いてジブラルタ攻略戦に挑む。マ・クベとの核ミサイルを巡る攻防は互いに地球を破壊したくないが感情論で引くわけにもいかない軍人同士の心理戦はとても熱くかっこいい。
上記の通り、個人的には誤解されがちなダークヒーロー的将官と認識しておりステータスは高めに評価し直した。
評価ポイント
- 元連邦ナンバーワンで政治軍事両面の天才
- 視聴者目線では嫌われ者将校
- 補給や政治で活躍
- ラ・グランパで前線指揮も執る